公立昭和病院 看護部

認定看護師

認定看護師とは

認定看護師とは、日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有している看護師です。


認定看護師は、下記の役割を担っています。

  • ・実践:患者さん・御家族に対し、熟練した看護技術を水準の高い看護を実践する。
  • ・指導:看護実践を通し、看護職に対し指導を行う。
  • ・相談:看護職に対してコンサルテーション(相談)を行う。

公立昭和病院では、認定看護師の育成に力を注いでいます。

  • ・取得に向けて入学金や授業料などの支援。
  • ・研修時の給与も支給。
  • ・取得後も研修への参加費の支援
  • ・認定看護師手当支給

現在、下記の11分野で19名の認定看護師、専門看護師1名が活躍しています。

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認定看護師分野 人数 活動内容
集中ケア 4人 呼吸障害・循環障害の患者さんを訪問し、手術前後の呼吸訓練など早期に回復できる様支援します。
感染管理 2人 患者さんを感染から守るために、手洗いや手洗い操作の実技指導を行い、感染拡大防止にも努めています。
皮膚排泄ケア 3人 院内の床ずれ予防ケアや、ストーマを保有する方のケアを外来・病棟で行っています。
救急看護 2人 心肺蘇生などの指導を、他施設の看護師や保育園で保育士・両親を対象に実施しています。
がん化学療法看護 1人 化学療法治療(抗癌剤)を受ける患者さんへ副作用対策を含めた支援や講演を行なっています。
がん性疼痛看護 1人 がんに伴う疼痛のコントロールやケア、スタッフからのコンサルテーションを中心に活動しています。
緩和ケア 2人 痛みや心のつらさをやわらげ、患者さんやご家族がその人らしく生活が出来るようサポートします。
小児救急看護 1人 小児のトリアージ・急変対応など指導や実践しています。
糖尿病看護 1人 糖尿病透析予防やフットケア外来で患者さんと直接相談を受けたり、方法の指導をさせていただいています。
手術看護 1人 安全・安楽に手術が終えるよう手術前から手術中・手術後までサポートします。
新生児集中ケア 1人 重症な新生児の全身管理と親の心理を理解し、子供との良好な関係を築いていく為のサポートを行います。
 
     
     

それぞれの分野で、患者さんや御家族の皆さんに対して専門的な知識・技術を発揮して、より質の高い看護を実践し、早期の回復、安心安全な看護の提供に努めています。更に、実践を通し、他の看護師の見本となり、職場全体の質向上にも貢献しています。認定看護師同士も一人の患者さんについて、それぞれの分野からの意見を出し合い、協力して最善のケアの提供に努めています。

通常の業務以外にも、所属部署を越えた組織横断的な活動を行っています。定期的に病院内をラウンド、他病院へも訪問し、実践指導を行っています。病院内や他病院からの講義の依頼など、教育と相談も担っています。
近隣施設の方にも参加していただけるよう認定看護師による公開講座を実施したり、市民向けの公開講座の講師を行ったりしています。

院内認定コース
マネジメントコース
急変対応コース
呼吸フィジカルアセスメントコース
緩和コース
感染コース
ストマケアコース

更に、今年度より看護の質向上を図る為、より専門性の高い看護師育成をめざし、下記院内認定看護師の育成も開始しています。


公立昭和病院看護部は、「一人ひとりを大切にした最適な看護を提供します」との理念のもと、昭和病院に入院して良かったと思えるよう、看護の質向上に努めていきます。

集中ケア認定看護師

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山本由美

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阿部京子

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大木貴美子

集中ケア認定看護師は、急性かつ重症な患者さんと患者さんを支えるご家族に対し熟練した看護を提供します。現在3名の集中ケア認定看護師が在籍しています。
私たちは、日常生活の支援を通じ患者さんとご家族の力を最大限に引き出し、病気の障害程度を最小限にとどめ、早期に回復できるよう看護することを大切にしています。例えば手術前後の状態や看護アセスメントと評価、急変・重症な患者さんの看護の相談にのり実践を通じてスタッフと共に考える活動をしています。
普段はICUや外科病棟で勤務していますが、呼吸療法サポートチームに所属しており、週1回各病棟を訪問して人工呼吸器管理や看護ケアの相談に対応しています。
一般病棟や院外の看護師を対象に、「重症患者さんの継続した看護の実現」を目標に持ち、看護スタッフの知識を深めるための支援として勉強会を随時開催し、看護師の育成に努めています。当院は、日本看護協会看護研修学校集中ケア学科の実習施設でもあり、新たな集中ケア認定看護師の育成にも貢献しています。 これらの活動を通じ病院全体の集中ケアの看護の専門性を高め、安全で質の高い看護を目指し早期回復への援助ができるよう努力しています。

救急看護

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清水明美

救急分野は、突然の病気や怪我により重篤な状態で運ばれて来る患者さんや家族に、身体的ケアから精神的ケアまで含めたケアが必要とされます。実践モデルとなるべく、幅広い知識・専門性の高い技術を共有し、患者さんへ提供できるよう自己研鑽に努めています。
また、スタッフに対して、患者さんの急変や、ご家族のケアに看護師が的確に対応できるよう、救急蘇生法の指導や教育を病院内・病院外でもおこなっています。とてもやりがいを感じ行っています。

皮膚排泄ケア

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小湊裕美子

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武田操保

私たち皮膚排泄ケア認定看護師は、褥瘡・スキントラブル・瘻孔ケアなどの創傷ケア、ストーマケア、失禁ケアの専門的ケアを提供し看護の質の向上と患者のQOLの向上に努めています。
当院は急性期病院のため褥瘡発生のハイリスク状態にある患者が多いことから、褥瘡予防ケアに力を入れ、体圧分散寝具の整備、ポジショニング・予防的スキンケアに重点を置いた院内教育をおこなっています。また、褥瘡発生患者に対しては褥瘡対策チームでかかわり、多方面からのアセスメント、ケア介入で早期の治癒をめざしています。
ストーマケアでは、術前から患者、家族、病棟スタッフとかかわり、ストーマ局所のケアだけでなく、患者全体を取り巻く問題に目を向けスタッフとともにケア介入をおこなっています。退院後も安心した生活が送れるようにストーマ外来でフォローさせていただいています。
院外活動では、地域主催の勉強会の開催や患者ケアの共有をおこない、地域との連携構築に努めています。

感染管理

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土橋直子

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方違大介

私たちは、患者さんはもちろん公立昭和病院に従事するすべての職員、訪問者の方々を感染から守り、安全な医療環境を提供するために日々感染対策に取り組んでいます。また、東京都や地域と連携して地域の感染対策の活動も行っています。
私達はスタッフがやる気を持って活動できるようにサポート体制を組んでいます。また、現場ではリンクスタッフが日々の問題点から具体的な解決策を考えオリジナルのポスターを作成、耐性菌検出時に率先して感染対策を実施、現場にあった啓蒙活動を行い活躍しています。
また、リンクスタッフが現場で生き生きと活動している姿をみると私たちもやりがいを感じ、モチベーションがあがります。23年度より臨床現場における感染対策の質向上を目指し、院内認定看護師制度も開始しました。私たち自身も皆様に興味を持って活動してもらえるように、最新の専門的な知識・技術を得るために病院の支援を受けながら学会・研修に発表・参加し、院内外の講師経験をして自己研鑽に努めています。

がん化学療法看護

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圓城さら

がん化学療法において看護師の役割は、安全安楽確実に患者さまへの投与が出来るようにしていく事です。近年、様々な抗がん剤が使用されるようになりました。それに伴い、副作用も多岐にわたってきています。抗がん剤ごとに違う副作用に対して、患者様に合ったケアの提供が出来るようにしています。
 日々の看護の中で、がんの患者様と一緒に問題解決出来た時の看護師としての喜びを感じています。がん化学療法に関して一緒に学んでいけたらと思います。

緩和ケア

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安西裕子

がんなどの生命を脅かす疾患に罹患した患者さんやご家族は、痛みなどの身体的な苦痛や病状・療養生活に関する不安など様々な問題を抱えています。その様な患者さんやご家族に対して、診断の時期を問わず早期から、医師や看護師と相談しながら、様々な苦痛を緩和し、QOLの向上につながるように支援しています。
日々の活動を通して、痛みによって今までできたことができなくなってしまった方、抗がん剤治療による口内炎で食べられなくなってしまった方、病状説明を受けられ不安で眠れなくなってしまった方、病気と向き合いながらこれからの人生をどのように歩んでいこうかと悩まれている方、大切な家族を失うかもしれないという不安から怒りを露わにするご家族等など…多くの患者さんやご家族が緩和ケアを必要としています。私自身、答えが見つからずどのように関わったらよいのかと悩むこともありますが、仲間の励ましや患者さんやご家族からのありがとうの一言が大きな支えになっています。これからも患者さんやご家族に寄り添いながらその人らしい生活が送れるようサポートさせて頂きたいと思います。

脳卒中リハビリテーション看護

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滝澤康代

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の役割は、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)を発症した患者さんに対して、超急性期から生活の再構築に向けて、ADL(日常生活動作)・IADL(手段的日常生活動作)の拡大への看護を行うことです。
脳卒中発症後、超急性期では症状の増悪や合併症を起こさないように管理し、同時に脳の可塑性を最大限活用していくために、早期からリハビリテーションを行うことが重要だと言われています。
食事が口から食べられる、トイレで排泄できる、歩行できる。当たり前のことですが、人が人として生きていくために最低限必要なことです。脳卒中によりそれらの機能を一度は失ってしまった患者さんが生活を取り戻せるように支援していく脳卒中看護は、最大限に看護を発揮できる分野で、大変やりがいがあります。
また、早期からその人らしい生活を目標に、医師・セラピスト・ソーシャルワーカー等他職種と協働し、チームで介入をしています。

糖尿病看護

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松本麻里

糖尿病とともに生きる患者さんが、血糖コントロールの悪化や合併症の発症・増悪を来すことなく日常生活を過ごしていけるよう支援をおこなっています。

糖尿病は生活習慣と深く関わりがあり、患者さんの心理状態や生活背景、ライフイベントなどで加わるストレスなども血糖値に大きく影響してきます。患者さん一人ひとりのあらゆる場面をいろいろな角度からアセスメントし、多職種のチームを組んでインスリン注射や食事・運動療法などのサポートをしています。依頼があれば入院されている患者さんのフットケア、療養相談、指導などもおこないます。

また、専門外来としてはフットケア外来を皮膚科の医師の協力のもと週に1日(金曜日)開設しております。糖尿病の患者さんは足に傷をつくると細菌に感染しやすく、治癒しにくい傾向があるので、足を観察したり、ケアの方法を指導するとともに、白癬、爪白癬などの疾患を持つ患者さんの対応や、下肢潰瘍のある患者さんのフォローなど幅広いフットケアの実践をしています。

 

 

 

 

手術看護

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岡崎政秀

手術室看護師が手術を受ける患者さんと関わる時間は、病棟看護師に比べると短時間です。しかし、患者さんは多くの不安や苦痛を手術室看護師に訴えてきます。経験を重ねるうち、そのような患者さんを何度も目の前にして力不足を感じることもありました。そこで患者さんとより深く向き合ってケアしたい、専門性を高めてより安心・安全な手術を受けてもらいたい、と考え手術看護認定看護師を志しました。
手術室看護師というと器械出しの印象が強いのですが、実際には周術期にわたり様々な実践をしています。術前・術後訪問、皮膚・神経障害予防、体温管理、血栓予防、体内遺残防止、手術チームとの連携などがその例です。特に、手術を受ける患者さんの心理を理解して寄り添い、不安を緩和することは手術室看護師の大きな役割です。手術が患者さんに与える影響を最小限にして順調な回復につながるよう、知識・理論・技術に裏付けされた周術期看護の実践を心掛けています。また、認定看護師の役割は実践・指導・相談です。今後は自身の実践を高めるだけでなく、後輩や周囲に手術看護を伝えることで、周術期看護の質向上に貢献したいと考えています。

新生児集中ケア

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佐々木千春

医療を必要とする新生児の看護においては、病態変化を予測した重篤化の予防、生理学的安定と発育促進のためのケア、および親子関係形成のための支援が求められています。
そのため、出生・入院直後より予防的観点を持ち、病態を理解して状態の安定化を図り、身体的・神経学的な発達を助ける個別的なケアの実践を行います。言葉を発することのできない赤ちゃんの気持ちや状態を察知し、応えることができるように頑張っています。
また、予想外の出来事に戸惑いや不安を抱いているご家族に、不安の緩和や円滑な親子関係の育成ができるようなお手伝いができたらと考えています。

がん性疼痛看護

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清水伊澄

がん性疼痛看護認定看護師は、がんと診断された時から終末期に至るまでのすべての病期において、がんに伴う痛みの総合的な評価と個別的なケア、疼痛緩和のための薬剤の適切な使用、評価を行います。

 院内では、緩和ケアチームや所属する病棟で、がんに伴う疼痛のコントロールやケア、スタッフからのコンサルテーションを中心に活動しています。

 がん患者は身体的な痛みだけではなく、精神的、社会的、スピリチュアルと様々な側面から複雑に絡み合う痛みを持っています。がん性疼痛看護認定看護師は、身体的な痛みに影響する、精神、社会、スピリチュアルな痛みもがん性疼痛と捉え薬物的、非薬物的にアプローチしていきます。

 科学的根拠に基づきながらも、科学だけでは表現できない患者様の思いに寄り添う看護を大切にしています。

 がん患者が抱える複雑で、介入が困難な痛みについての相談や、直接ケアを提供するスタッフに向けての勉強会などを行い、最期の時までその人らしい生活が送れるように看護の質の向上に努めていきます。

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