皮膚科

1 診療科紹介

 公立病院として、皮膚疾患全般にわたり、最新のエビデンスに基づいた診断、治療を推進しています。患者さんの日常生活の質(QOL)、日常生活動作(ADL)を重視し、外来治療、日帰り手術を中心に行っています。また、必要のある場合には入院治療を行っています。

 

 地域医療連携にも力を入れており、診断がつき治療方針が確定したり、症状が落ち着いたら、基本的には逆紹介させて頂きます。

 

 当科は血管腫に対するレーザー治療機器であるVビーム(Vbeam)を有しており、血管腫(単純性血管腫、イチゴ状血管腫)や赤ら顔に対するレーザー加療を積極的に行っています。当院では、形成外科で太田母斑や異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症、扁平母斑等に適応のあるQスイッチレーザーを有しているため、病院全体として保険適応となる皮膚レーザー治療が可能な疾患には、全て対応できる体制となっています。

また、乾癬(かんせん)の治療も重点的に行っており、生物学的製剤による加療にも力を入れています。

2 取り扱う主な疾患

乾癬、血管腫(単純性血管腫、イチゴ状血管腫)、毛細血管拡張症、酒さ、皮膚腫瘍・母斑、円形脱毛症、湿疹、皮膚炎(アトピー性皮膚炎など)、蕁麻疹、帯状疱疹、薬疹・中毒疹、水疱症、細菌感染症など


<トピックス>

【乾癬、生物学的製剤】

軽症例では主に外用療法による加療が行われていますが、当科では皮疹が体表面積の10%を超えるような重症例に対しては、抗体医薬(生物学的製剤)を用いた最新の治療法も行っています。当院は、日本皮膚科学会にて生物学的製剤承認施設として承認されており、レミケード、ヒュミラ、ステラーラの、どの薬剤による加療も行うことができます。

 

【Vビームレーザー治療、血管腫】

2014年4月に、皮膚血管病変治療用レーザー装置であるVビーム(Vbeam)を導入いたしました。これによりいわゆる“赤アザ”に対する治療が可能となりました。2014年4月現在、病院を構成する多摩地域の8市内で、保険診療でVビームを導入している唯一の医療機関となります。いわゆる“赤アザ”には多くの種類があります。頻度の比較的多いものとしては、生下時より認められることの多い単純性血管腫や、生後一カ月ぐらいまでの間に出現しその後増大するイチゴ状血管腫(苺状血管腫)が挙げられます。こうした病変には、早期のVビームによるレーザー加療が適応となります。単純性血管腫、イチゴ状血管腫、毛細血管拡張症と診断された場合には、保険適応となります。また、いわゆる“赤ら顔”の原因として、表皮の下の真皮と呼ばれる部位の浅いところの毛細血管が拡張した状態となっている場合もあり、レーザーによる治療対象となる場合もあります。患者さんの希望があれば、疼痛を緩和するために、外用局所麻酔剤を使用しています。

 

Vbeam.png

 

【皮膚腫瘍】

皮膚には様々な”できもの”が生じます。良性の場合もありますが、悪性のものであることもあります。必要があれば、ダーモスコピー(特殊な拡大鏡)を用いた検査や皮膚組織を一部採取して行う病理組織検査を行うこともあります。診断に応じて、手術や液体窒素による治療を選択します。

 

【帯状疱疹】

抗ウイルス剤による加療を行います。重症の場合には、短期間入院して点滴で治療することもあります。

 

【細菌感染症】

蜂窩織炎や丹毒など、多くの種類があります。重症の場合には、短期間入院して抗生剤の点滴で治療する場合もあります。

 

【光線療法(ナローバンドUVB、エキシマライト】

乾癬、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症、類乾癬、菌状息肉症、悪性リンパ腫、慢性苔癬状粃糠疹、、尋常性白斑に保険適応があります。

光線療法は、主にステロイド外用などの治療で効果不十分な場合に行われます。

ナローバンドUVBは、311±2ナノメートルという非常に狭い帯域の波長をもつUVB紫外線光源で、この”光”を皮膚病変に照射することで皮膚病変を改善します。当科では、キャビン型(一度に全身照射可能)治療器であるUV7002を保有しており、全身に皮膚病変のある症状の重い方にも対応可能となっています。

エキシマライトは308±2ナノメートルというこれも非常に狭い帯域の波長をもつUVB紫外線光源です。小範囲のみの照射に適しており、病変部位を狙って照射ができます。当科では高輝度ターゲット型エキシマライトであるVTRACを保有しています。VTRACは2017年現在、国内で取り扱われている紫外線治療器において最も高い輝度を有している機器です。高輝度の光は、高密度で深部に到達することが可能なため、従来の方法では治療効果の乏しかった皮膚のやや深いところにまである病変に対しても有効性が期待できるとされています。

 

 

キャビン型紫外線治療器 UV7002       高輝度ターゲット型エキシマライト VTRAC 

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3 診察時間と予約について

【受付時間】:午前8時30分~午前11時

【診療時間】:午前9時~

【予約のお電話】:予約専用電話 042-461-4890 午後2時~5時(平日のみ)

予約には紹介状(診療情報提供書)が必要ですので、まずお近くの医療機関を受診してください。


初診につきましては、紹介状持参の方が優先となります。紹介状のない方は数時間お待たせする可能性があることをご了承ください。

 

他院での治療歴のある方は必ず病歴の分かる紹介状をお持ちください。当院からのセカンドオピニオンは、外来診察時に随時受け付けます。

4 外来担当表

外来担当医表はこちら

5 医師紹介

氏  名 プロフィール
部 長
桒野 嘉弘
(くわの よしひろ) 
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【専門分野】
 皮膚全般

 血管腫、レーザー治療、乾癬、アトピー性皮膚炎
【資格等】 
 日本皮膚科学会認定専門医

 日本皮膚科学会 東京支部代議員

 日本研究皮膚科学会 評議員
【出身大学・医局等】
 東京大学 平成13年卒

 東京大学 皮膚科 

医 長
小暮 麻子
(こぐれ あさこ)
【専門分野】
   皮膚全般
   皮膚外科
【資  格】
   日本皮膚科学会認定専門医
【出身大学・医局等】
   杏林大学 平成15年卒
   東京大学 皮膚科
医 師
中馬 久美子
(ちゅうまん くみこ)

【専門分野】
   皮膚外科

   血管腫
【資  格】
   日本形成外科学会専門医
【出身大学・医局等】
   千葉大学 平成15年卒

   東京大学 皮膚科 

医 師 
杉原 夏子
(すぎはら なつこ)

【専門分野】
 皮膚科全般

【出身大学・医局等】
 富山大学 平成23年卒

 東京大学 皮膚科 

レジデント 
早川 奈見
(はやかわ なみ)

【専門分野】
 皮膚科一般
【出身大学・医局等】
 東京女子医科大学 平成26年卒

6 治療実績

年度別実績

診療実績

年度 24  25 26  27 28 
外来 新患 1,168 1,684 2,037  2,280 2,365 
再来 9,989 7,262 8,565  11,333 13,753 
合計 12,157  8,946 10,602  13,613 16,118 
入院 25 18 84  143 239 

 

7 学会等認定施設

日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医研修施設


【関連リンク(学会ホームページ)】

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