放射線科(放射線治療)

1 当院の放射線治療の方針

放射線治療について

 放射線治療はがんに対する有効な治療法で、手術療法、抗がん剤治療と並んで癌治療の3本柱の1つです。

 当院では、リニアックによる外部照射と、ストロンチウム-89を使った骨転移の疼痛緩和治療を行っております。

 外部照射では、

 ●原則として月曜から金曜の週5日間(祝祭日はお休み)毎日通院していただくことになります。

  その人ごとに決められた回数(20~30回程度)の治療が必要です。

 ●放射線が照射される時間はほんの数分です。放射線が当たっているときに痛みや熱さを感じるこ

  とはありません。

 

 骨転移疼痛緩和治療では、

 ●メタストロン注という放射性医薬品を注射します。

 ●約7割の患者さんに痛みの軽減もしくは鎮痛剤の減少効果が見られるという結果が得られていま

  す。与後1~2週で疼痛緩和が得られ、その効果は約3~6か月持続します。 

当院の放射線治療について

毎日通う放射線治療は、病院が近いほうが時間的にも身体的にも負担が少ないことから、 特に前立腺癌の場合、ほかの病院で手術をしても、放射線治療は地元の昭和病院で・・・という方が増えています。予約を受け付けておりますが、患者さまからの直接の予約では、お受けできない場合がございます。できる限り医療機関を通しての予約をお願いします。


お仕事をされている方や家庭の事情のある方でも通院しやすいように治療時間を調整いたします。

 

治療期間があいてしまうと治療効果が薄れてしまうので連休中(年末年始・ゴールデンウィーク等)の期間でも、臨時で、最低2週間で8回は治療を行います。


専用の更衣室、検査着もございます。

2 診療時間・外来予定表等

放射線治療外来(新患、要予約) 診察日

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
近藤 英宏 近藤 英宏 吉田 匡宏 大久保 裕史
宮澤 一成


27年度より常勤医師1名が増員され、医師4名体制で乳癌、前立腺癌、肺の定位照射等を行なっております。

毎日の治療は、治療専門技師が担当しております。(女性技師もおります。)
(放射線治療専門技師3名、放射線治療品質管理士3名)


問い合わせ 042-452-3335
(放射線治療直通)


入院で治療を必要とされる方は各外来にご相談ください。

3 主な検査・治療・装置

CTシミュレーター

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2013年4月より治療計画用CTが新しくなりました。

東芝メディカルシステムズのAquilion LBといいます。

開口部の直径が世界最大の900mmという放射線治療に非常に特化した仕様のCTとなっています。

呼吸同期での撮影にも対応しており、呼吸同期での治療も可能となりました。

また、以前の治療計画CTと比べ高分解能の三次元画像が得られることにより、今まで以上により正確で検査時間の短い負担の少ない放射線治療を行なうことができるようになりました。

リニアック

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当院にて2008年7月より稼働開始となった放射線治療の装置をご紹介します。

アメリカ、バリアン メディカル システムズの「Clinac iX」というモデルです。

この装置は世界的にも信頼性が高く、多くのユーザーから支持されており、最新の放射線治療や、より高精度な治療ができる放射線治療システムです。

このシステムには120対のマルチリーフコリメータというものがついており、 照射範囲を腫瘍の形状に一致させ、腫瘍にピンポイントで照射することにより周辺正常組織への被ばくを最小限に抑制し、 これまでの放射線治療に比べ、より患者さんに優しい治療が可能となりました。

また治療位置を正確に高画質で捉えるOBI(オンボードイメージャ)、 PortalVision(ポータルビジョン)という装置も搭載しており、 撮影・透視だけではなく、kVコーンビームCTも撮影でき、 治療直前にミリ単位の照射位置補正(IGRT=画像誘導下放射線治療)も可能となりました。


治療計画装置では、治療計画専用CTの画像から、 より正確な照射部位を決定し、最適な照射線量を計算します。定位照射・IMRT(強度変調放射線照射治療)といった最新の治療にも十分、対応できるシステムとなっています。


放射線治療室も明るい雰囲気に改装し、どなたでも安心して快適に放射線治療が受けられるようになりました。


これからも、より質の高い医療が提供できるように、スタッフ一同、努力してまいります。

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ストロンチウムによる骨転移の疼痛緩和治療

photo_sr89.jpg ストロンチウム-89(メスタトロン注)は、がんの骨転移による骨の痛みを和らげるための注射用のお薬です。薬からは治療に適した放射線が放出されます。注射されると骨の成分であるカルシウムと同じように骨に運ばれ、がんの骨転移部分に長くとどまり、その部位に放射線が当たることによって痛みが和らぐとされています。

 治療(注射)は外来で行うことができますが、治療を行うにはいくつか条件があり、また注射前と注射後の定期的な血液検査が必要になります。

 放射線治療室と核医学室が連携し治療を行います。 

 ご予約はおかかりの医療機関から、当院放射線科 放射線治療までお願いします。 

4 治療実績

年度 原発部位別 新患者件数 (人)

治療延人 数

(人)

定位照射
(人)

メタストロン注による内照射(人)

乳房

立腺

頭頸部 その他 合計
21年度 73 48 81 186 388 8,882 - ー 
22年度 120 47 39 164 370 8,259 1 ー 
23年度 108 56 48 151 363 8,268 0  ー
24年度 107 46 34 125 312 7,756 1 ー 
25年度 80 36 42 120 278 7,010 0 ー 
26年度  86 31 39 96 252 6,416  0 ー 
27年度  95 26 18 117 256 5,756  1 ー 
28年度 86  52  38  98  274  6824 
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