1 診療科紹介
1-1 入院
病床数は、一般小児23床、NICU6床、GCU12床の計41床で運営しています。
一般病棟では、肺炎、気管支喘息、尿路感染症、腸管感染症、川崎病等の小児の急性疾患のほか、急性脳症・脳炎や化膿性髄膜炎、急性呼吸不全などに対する集中治療も、救急科や他科の医師と連携をして対応しています。
また、アレルギー疾患における経口負荷試験、内分泌負荷試験、長時間ビデオ脳波モニタリング等の検査入院も定期的に行っています。
2019年2月より、東京都アレルギー疾患医療専門病院に認定されています。
NICU・GCU病棟では、在胎28週以降かつ体重1,000g以上の低出生体重児、病的新生児を受け入れています。新生児呼吸窮迫症候群、胎便吸引症候群、気胸、遷延性肺高血圧症等の重症時の診療も行っており、人工呼吸管理やNO吸入療法、交換輸血等の新生児集中治療に対応し、退院後の成長・発達を当科外来でフォローいたします。
2013年4月より、東京都の地域周産期母子医療センターに認定されています。
1-2 外来
外来は、午前中の一般外来の他、1カ月健診、シナジス外来、フォローアップ外来、乳幼児健診、ならびに下記の専門外来があります。
循環器外来:
小児の心臓疾患の診療を行います。心雑音、胸痛、立ちくらみ・失神、チアノーゼ、不整脈などの症状や、先天性心疾患、心筋疾患といった疾病に対し、精査・診断し、当院での治療を行うほか、心臓カテーテル・手術等が必要と考えられる場合は、適切な施設に紹介いたします。
検査は、主に心臓超音波検査、胸部レントゲン・CT検査、12誘導心電図、ホルタ―心電図、トレッドミル心電図等を実施可能です。
また、専門施設に心臓疾患で通院中の児の一般診察の受け入れや、検診後の精密検査及び指導・管理、心臓手術後の外来経過観察、川崎病後の経過観察にも対応しています。
血液外来:
小児の血液疾患の診療を行っております。貧血、紫斑や止血困難などの出血傾向、易感染性などの免疫不全の精査・診断を血液内科、検査科と協力して行っています。より専門的な治療を必要とする場合は、適切な医療機関に紹介させていただきますが、疾患によっては専門機関での診断確定後のフォローも可能です。外来診療だけでなく、特発性血小板減少性紫斑病等の入院治療も受入しています。
アレルギー外来:
食物アレルギー(食物依存性運動誘発アナフィラキシーを含む)、アトピー性皮膚炎(乳児湿疹を含む)、気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎(花粉症)、蕁麻疹などの小児のアレルギー疾患に対して、小児アレルギーエデュケーターの資格を持つ看護師と共同で診療にあたっています。
血液検査、皮膚検査、食物経口負荷試験、運動負荷試験、呼吸機能検査などの検査や、食物アレルギーに対する経口免疫療法、スキンケア指導、吸入指導、スギ花粉症・ダニアレルギーに対する舌下免疫療法などの治療を行っています。
内分泌外来:
成長が気になる(低身長や高身長)、急激な体重の増減がある、飲水の仕方が気になる(多飲・多尿)、学校検診で異常と言われた(尿糖陽性など)、血糖が高かった、思春期のタイミングが早すぎる・遅すぎる(乳腺腫大、陰毛、性器出血が始まった、生理が来ない等)、甲状腺が腫れていると言われた(甲状腺ホルモンの異常)、肥満と言われた、などの症状から小児の内分泌代謝疾患を疑うことができます。
上記の内容についての診察・検査(内分泌負荷試験を含む)・診断をし、治療にあたっています。
神経外来:
てんかん(点頭てんかん等のてんかん性脳症を含む)、急性脳炎脳症、末梢神経疾患、発達遅滞、頭痛、睡眠関連疾患など幅広く小児神経疾患の内科的診療を行っています。
脳波、頭部MRI(灌流画像含む)、脳血流SPECT、長時間ビデオ脳波記録、末梢神経伝導検査、視覚誘発電位、聴性脳幹反応のほか、終夜睡眠ポリグラフィー検査や反復睡眠潜時試験も行っています。
特にてんかんに関しては、ケトン食療法やACTH療法などの専門的治療にも対応可能であり、外科的治療を要する場合は、近隣のてんかんセンターと連携して治療に当たります。
腎臓外来:
急性腎炎、慢性腎炎、ネフローゼ症候群、尿路感染症、水腎症、夜尿症などを主に診療しています。学校検尿で、蛋白尿、血尿などの指摘を受けた時の精査なども行っています。
検査は、腎生検のほかに、超音波、核医学検査、MRI(MRU)、造影検査などを行っています。
1-3 地域貢献活動
地域貢献活動として、子供を預かる施設(契約施設:東京学芸大附属小金井小・中学校、小平市立小・中学校及び学童、小金井市立小・中学校、西東京市立小・中学校、保育園(民営除く)及び私立幼稚園、東大和市立小・中学校、学童、児童館、保育園及び一部の私立幼稚園におけるアナフィラキシーショック発生時に、当院小児科医師へ直接電話相談ができる「アナフィラキシー対応ホットライン」の運用を行っています。
また、当院構成市の子供を預かるすべての施設の職員を対象に、アナフィラキシーショック発生時の実践的な対応方法を身に付けていただける、「コード・ブルー/アナフィラキシー小児救命シミュレーション」講習会や「食物アレルギーマネジメントセミナー」を定期的に開催しています。
その他、構成市の乳幼児健診や、小平市医師会応急診療所への医師派遣も行っています。
2 診療時間と予約について
【受付時間】:午前8時30分~午前11時
【診療時間】:午前9時~
午前は一般外来、午後は専門外来(完全予約制)
【予約のお電話】:初診予約電話 042-461-4896 午前9時~午後5時(平日のみ)
:再診予約電話 042-461-4890 午後2時~午後5時(平日のみ)
外来受診は、午前中の診療時間内に間に合うよう受診してください。当院は、基本的に医療機関からのご紹介を前提としており、予約患者さんから優先的に診察となりますので、予めご了承ください。
時間外の受診は、紹介の有無にかかわらず、電話にてご確認のうえ受診をお願いいたします。
なお、今年度も小児科では17時から翌朝9時までのインフルエンザ迅速検査は、原則として行っておりませんのでご了承ください。
*医療機関の皆様へ*
専門外来受診等の非緊急のご紹介は、可能な限り事前に診療情報提供書の FAX(042-461-0143)送信をお願いいたします。
3 外来担当表
4 医師紹介
氏名 | プロフィール |
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部 長 |
【専門分野】 |
担当部長 |
【専門分野】 |
医 長 |
【専門分野】 |
医 長 |
【専門分野】 |
医 長 |
【専門分野】 |
医 長 |
【専門分野】 |
医 師 |
【専門分野】 |
医 師 |
【専門分野・資格】 【出身大学・医局等】 |
専修医 |
【専門分野】 |
専攻医 |
【専門分野・資格】 |
専攻医 |
【専門分野・資格】 |
専攻医 |
【専門分野・資格】 【出身大学・医局等】 |
看護師
氏名 | プロフィール |
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看護師 |
【専門分野】 |
看護師 |
【専門分野】 |
5 治療実績
年度別実績
年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 |
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入院患者数 | 1,094 | 978 | 888 |
うち病的新生児(NICU/GCU) | 254 | 263 | 222 |
外来受診者数 | 14,236 | 14,462 | 14,321 |
6 学会等認定施設
日本小児科学会専門医制度研修施設
日本アレルギー学会認定教育施設
小児神経専門医研修関連施設
東京都地域周産期母子医療センター
東京都アレルギー疾患医療専門病院
【関連リンク(学会ホームページ)】
※ 下記のリンクをクリックされますと当院ホームページとは別のサイトが開きます。
日本小児科学会ホームページ
日本アレルギー学会ホームページ
東京都福祉保健局ホームページ
東京都アレルギーnavi.