輸血拒否患者への対応について
公立昭和病院では、輸血拒否患者(宗教上の理由で輸血拒否をする場合も含む)に対し、以下のように対応いたします。
1.当院では、いかなる場合においても「相対的無輸血治療」を施行します。
2.輸血を行う必要がない治療および検査に関しては、全ての患者さんに対し平等かつ最善の医療を提供します。
3.免責証明書や「絶対的無輸血治療」に関する同意書等の受理・署名はいたしません。
4.相対的無輸血治療に同意いただけるよう努めますが、最終的に同意が得られない場合は、転院を勧めます。
5.輸血以外に救命の手段がないと判断される緊急時(救急搬送や入院中の病状急変など)には、同意が得られなくても救命のための手術、輸血療法を実施します。
絶対的無輸血:患者さんの意思を尊重し、たとえいかなる事態になっても輸血をしないという立場・考え方。
相対的無輸血:患者さんの意思を尊重して可能な限り無輸血治療に努力するが、「輸血以外に救命手段がない」事態に至った時には輸血を行うという立場・考え方。
2018年8月 公立昭和病院