2020年04月15日(水)
当院に勤務する職員の新型コロナウイルス感染について(4月15日追記あり)
1 経過等
(1)経過
4月7日(火曜日)
当院麻酔科医で手術室のみに勤務(外来や病棟での診療行為はなし)している非常勤医師が
本来の勤務先(埼玉県)で新型コロナウイルス感染症に感染したことが報告されました。
4月8日(水曜日)
当該医師の勤務(4月4日から4月5日の宿直勤務)時に接触のあった医師、看護師等を濃厚接触者として
8名の検体を採取しました。
4月11日(土曜日)
検査の結果、看護師1名から「陽性」が判明し、医療機関に入院となりました。
当該看護師の濃厚接触者、看護師8名に対して検査を行いました。
4月13日(月曜日)
4月11日の検査結果では、全員の陰性が確認されました。
さらに、その他の手術室看護師20名に対してもPCR検査を実施しております。
(4月15日追記)
PCR検査を行った結果、検査結果はすべて陰性でした。
(2)現在判明している事実
・当該職員は、手術室に勤務している看護師です。
・勤務中は常時マスクを着用していたが、休憩時間においては、マスクを着用せずに会話をしていたことがありました。
2 病院の対応
(1)当院においては、3月27日(金曜日)、休憩室の利用に関しての感染対策について注意を呼びかけておりました。さらに、4月3日(金曜日)から「食事をするときは、前後、左右の人と距離を保ち、会話をしない」、「同じ空間で、食事をしている人がいる際も、会話はしない」、「会話をするときは、その空間にいる人が、全員、マスクを着用していることを確認すること」など、職員全員に厳重な感染対策を促していました。
(2)今回の事例を踏まえ、上記対応について4月12日(日)に再度周知を行っております。
(3)当該部署の休憩室の消毒を行いました。
(4)日本環境感染学会作成の「医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド(第2版改訂版ver2.1)」の医療従事者の曝露リスクに該当する手術室看護師11名(当該看護師を除く。)は、14日間の就業制限としております。
3 今後の診療について
当院では、手指衛生やマスクの着用などの標準的な院内感染対策を適切に行っていること、現時点までに当該職員との接触者の発熱がないことから、所管保健所の指示も仰ぎながら院内感染対策の徹底を図り、その他の入院・外来ともこれまでどおりの診療を継続いたしますが、一部手術について看護師の就業制限等により4月26日まで制限せざるを得ない状況です。