採用情報

プログラムの目的と特徴

目的

 卒後2年間の初期研修において臨床医としての医学的基礎を学び、初期診断・治療が独力でできることを研修目標とする。同時に、地域の基幹病院に勤務する医師としての基本的価値観、望ましい態度と習慣を身に着けることなど、一社会人としての人格形成も目的とする。

特徴

 当院は北多摩北部二次医療圏の中核病院であり、“北多摩北部最後の砦”である。将来の専攻科にかかわらずスーパーローテーション方式により多数の症例を経験するなかで、特に以下の①から④が特徴として挙げられる。

①3次救急カンファレンス
 12週の救急科研修では毎朝カンファレンスに参加し、上級医とのディスカッションを通じて重症患者の病態を深く理解し、評価する能力を確実に身につけることができる。

②濃密なバックアップ体制
 救急外来の初療は上級医の管理下で1、2年目研修医ペアが中心となって行う。他の診療場面においても、上級医にすぐに相談できる体制が整っているため、1年目のスタートから主動的に診療に従事できる。

③豊富な研修、学術活動経験
 週3回のランチョンミーティング、院内での臨床研究発表会、学会発表の機会にも恵まれ、興味のあるテーマに関して上級医のサポートを受けながら研究・考察し、英文での論文投稿に取り組むこともできる。

④切磋琢磨しあえる仲間
 初期・後期共用の研修医室があり、経験した貴重な症例について共有したり、悩んでいる症例について相談したり、お互いに高め合える環境が整っている。

研修実施責任者と参加施設

研修実施責任者

公立昭和病院院長 坂本哲也

施設名

公立昭和病院(精神科を除く)、国立精神・神経医療研究センター、多摩あおば病院(精神科)、独立行政法人国立病院機構東京病院、結核予防会複十字病院、地域医療機関(診療所等16施設)

プログラムに参加する診療科

1:内科系診療科 循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、糖尿病・内分泌内科、代謝内科、脳神経内科、腎臓内科、血液内科、感染症科、膠原病内科
2:外科系診療科 外科・消化器外科、脳神経外科、心臓血管外科、整形外科、形成外科、泌尿器科、乳腺・内分泌外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科
3:救急科
4:麻酔科
5:小児科
6:産婦人科
7:放射線科
8:病理診断科
9:精神科 国立精神・神経医療研究センター及び多摩あおば病院
10:地域医療 診療所等16施設

プログラムに協力する診療科

歯科・歯科口腔外科、リハビリテーション科、心療内科

プログラム責任者

公立昭和病院 教育・研修委員長 川口 淳

臨床研修プログラムの管理運営体制

毎月開催される教育・研修委員会、年2回開催される臨床研修管理委員会において検討し、 病院運営会議にて最終的に決定される。 なお、プログラムの変更については指導医、委員会メンバーの意見及び研修医の要望を反映させ施行する。

定員及び選考方法

定員

卒後1年次:9名
卒後2年次:9名

選考方法

マッチング方式による。小論文テスト、適性検査及び面接を実施。
募集の詳細は、 初期臨床研修医募集 のページを参照。

臨床研修カリキュラム

臨床研修目標

基本的な医療技術の修得はもとより、患者さんの病気のみを診るのではなく 患者さんの社会的におかれた状況をふまえ全人的に診る態度を身につける。
(初期研修目標、診療科別目標の詳細についてはこちら

研修項目及びローテーション要領

1:初期オリエンテーション

院内諸規定、看護部、薬剤部、事務局などの組織、施設設備の概要、病歴の記載方法、文献検索、保険制度、医事法規などについて学ぶ。 さらに、臨床検査科において一般検査、救急科によりシミュレーションを用いた心肺蘇生法のオリエンテーションを受ける。

2:病棟研修

1)研修はスーパーローテーション方式とし、専攻科にかかわらず 内科系診療科(ER含む)40週、外科(ER含む)12週、小児科8週・産婦人科4週、救急科12週、精神科4週、地域医療4週、一般外来4週を必修とする。 残りの12週は選択制とする。
2)選択診療科は、必修診療科を含むプログラムに参加する診療科すべてが対象となる。 選択科の研修期間は原則として12週とするが希望により期間の変更は考慮する。

3:外来研修

研修開始一定期間後より、午後及び夜間の救急外来を指導医又は当直医とともに診療する。 また、ローテーションの内科・外科・小児科の中で4週間は一般外来研修を行う。その他の診療科においても、一般外来を指導医とともに診療する可能性あり。

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教育に関連する院内カンファランス

  • 1:臨床病理検討会(CPC);年6回開催
  • 2:臨床研究発表会;年間2回開催 研修医の院内症例発表の機会
  • 3:クリニカルカンファランス;2診療科によるレビューを毎月1回開催
  • 4:内科合同カンファランス;毎月2回開催
  • 5:ランチョンカンファランス;毎週火曜日、水曜日、金曜日
      火曜日には適宜シリーズ、水曜日には感染症、金曜日には救急症例検討会を開催
  • 6:各診療科にて回診、症例検討会、抄読会を開催
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勤務時間、休暇

1:勤務時間
  正規職員に準ずる。但し受持ち患者に対しては、責任を持って診療にあたることとする。
2:年次有給休暇等
  有給休暇;1年次10日、2年次11日
  長期休暇;夏期休暇 5日間(7月1日から9月30日の期間)
3:研修中は、一切のアルバイト行為を禁ずる。

臨床研修の評価方法

日本医学教育学会卒後臨床研修管理委員会の卒後臨床カリキュラムを参考に作成された初期研修目標(別頁) 及び各診療科別の研修目標(別頁)の修得達成度を研修医自身ならびに指導医が評価する(評価基準項目は別頁を参考)。 評価結果は臨床研修管理委員会において管理し臨床研修終了認定の参考とする。なお、進捗状況の記録については、インターネットを用いた評価システム(EPOC2)を活用する。

研修終了の認定

(1)臨床研修評価結果をふまえ臨床研修管理委員会の責任により研修修了を認定する。
(2)臨床研修管理委員会の認定に基づき院長は修了証明書を授与する。

初期臨床研修終了後のコース

内科・外科・救急科・麻酔科の基幹プログラムあり。
詳細はこちら

研修医の処遇

身分

会計年度任用職員

研修手当、勤務時間及び休暇

1:報酬
  月額1年次379,768円  ※国の方針により変更の場合あり
  月額2年次410,904円
2:勤務時間
  当院の規定による
3:休暇
  年次有給休暇、夏季休暇等

時間外勤務及び当直

当院の規定による

宿舎の有無

有(原則2年間入居)

社会保険・労働保険

健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険

健康管理

年2回の職員健康診断

医師賠償責任保険の扱い

病院名義での加入有(個人名義は個人で任意加入)

外部の研修活動

学会、研究会出席等(補助あり)

資料請求先

〒187-8510 東京都小平市花小金井八丁目1番1号
公立昭和病院 人事課 人事研修係
TEL 042-461-0052(内線2252)
FAX 042-464-7912